○ 調湿効果
木炭は、除湿機能加湿機能をあわせ持ちます。
炭には、電子顕微鏡で見ると、数ミクロンから数百ミクロンのごく小さな孔(あな)が無数、縦横無尽にあいています。これを多孔質といいます。そのため1gの備長炭で表面積が約300平方メートルにもなります。
したがって、水や空気が通りやすく、さらに通るときに広い表面積で色々なものを吸着してくれます。
空気が通ったときには、湿度が高ければ湿気を吸着、逆に乾燥しているときは、その水分を放出して、空気中の湿度を調節してくれます。
  これは木材も同じ効果を得られますが、炭はその効果がより優れているということです

○ 消臭効果   
  また、このような働きで空気が通るときに、臭いの元となる空気中の「汚れ」の成分や「有害物質」なども吸着しますので空気を浄化する作用もあります。

○ ミネラル効果 
樹木は、大地よりミネラルなど必要な栄養分を吸い上げながら大きくなります。
特に、備長炭の原料となる馬目樫は時間をかけてじっくり育てるので、たくさんのミネラルを貯えます。
それが、炭化することで、水に溶けやすいミネラル(炭酸塩や酸化物)になります。
このため、水の中に備長炭を入れておくと、備長炭のもつミネラルが溶け出してミネラルウォーターになります。

○ 遠赤外線効果 
  備長炭は、遠赤外線を発生します。
遠赤外線とは、目に見えない暖かい光線で、当ったところは気温や空気の状態にかかわらず暖かくなります。
その暖かさはとてもおだやかで、体の深くまで効き、血行や新陳代謝を促進します。

○ マイナスイオン効果
  備長炭は、マイナスイオンを発生します。
マイナスイオンは、副交感神経にはたらきかけ、心身をリラックスさせる鎮静効果があるといわれています。
また、マイナスイオンはものが傷むのを遅らせてくれる効果があるといわれています。

○ 電磁波防止効果
  備長炭は、電気をよく通す通電性にすぐれています。
これが、パソコン、テレビなど家電製品から出ている電磁波を吸引し、遮蔽するといわれています。

最近の研究によって明らかにされてきた炭の主な効果をあげてみましたが、さて住環境に与える影響は?
代表的な使い方としては、住宅の床下に炭の入った炭袋を敷き詰めることによって
床下の余分な湿気を取り除き基礎や土台、床組みなど建物にとって重要な部分の腐食を防止します。
床下にカビが発生するのを防ぐ効果があります。
また、シロアリの発生を防ぐ効果もあります。
シロアリというのはジメジメとした場所を好み発生し、建物の土台や柱を食い荒らす害虫ですので
床下をジメジメさせないことで予防できるのです。
 その他には部屋の用途(匂いの発生しやすい場所)に応じて、天井裏に敷き詰めたりする場合もあります。
これも同様に脱臭・消臭効果があります。

ただ、炭はコストが高いんじゃないか?
との声もありますが長持ちさせる家を建てたいなら、ぜひ炭を使用することをオススメします。
また、炭よりも低コストで同じような効果を得られるゼオライトという天然鉱物の素材で代替する方法もあります。

東北カーボンのホームページ(木炭製品)⇒http://www.bekkoame.ne.jp/~tommys/

新東北化学工業株式会社のホームページ(天然ゼオライト)⇒http://www.s-zeolite.com/




■シックハウス症候群・化学物質過敏症

◆シックハウス症候群ってなに?

シックハウス症候群とは建物のなかで、空気中の化学物質カビ・ダニ、ハウスダストなどにより、様々な健康障害が起こる病気で、近年症状を訴える人が非常に増えています。
特に問題視されているのがホルムアルデヒドという物質で発がん性の可能性も報告されています。そのほかにも原因となる化学物質はたくさんあって、症状も人により差異があり、まだ未解明な部分の多い病気です。
そのため自律神経失調症や風邪、アレルギーなどと間違われやすく、発見が遅れる原因になっています。また症状が軽いうちは住居の外に出ると治ってしまうために、放置されがちです。
症状としては目に異変を訴える人が一番多く、鼻やノドの粘膜がやられたり、脱力感を覚えたり、ひどくなると立ち上がることもできず半寝たきりのようになることもあるそうです。

シックハウス症候群!こんな症状がでたら危険信号です

・ 家の中にいるとイライラする、だるい、集中力が続かない、無気力。
・ 目がチカチカする、充血する、涙がでる。鼻水が出る。
・ ノドの痛み、せき、くしゃみ、瑞息、呼吸困難。頭が痛い、ボーっとする。
・ 皮膚に湿疹がでる、かゆみ。
・ アレルギー、アトピー。

◆シックハウスの原因はこんなにある!

・新築・リフォーム時の建材・塗料・接着剤などに含まれる化学物質。(ホルムアルデヒドなど)
・家具・カーテン・カーペットなどに含まれる化学物質。
・ヘアスプレー、合成洗剤、芳香剤、服の防虫剤(パラジクロロベンゼンなど)。
・シロアリ駆除剤・防蟻剤(クロルピリホス等)。殺虫剤。
・ダニ・カピ。
・たばこのけむり。
・石油ストーブ、ガスストーブ。調理時の火気使用。
・ペットなどの毛、排泄物。
・食品添加物。合成着色料、保存料など。
・水道水(塩素・クロロホルム・有機化合物などの混合物)。お風呂などで水が蒸発したときに化学物質も揮発する。

私ども庄・設計で設計した建物では過去にそのような症状が出たとの発症例はありませんが、
このように身近な物が原因であるということは怖いことです。
対策方法はいろいろあるとは思いますが、建築的には出来るだけ化学物質の建築材料は使わないだとか
低ホル材料を使う等の対策、家に湿気がこもらないようなプランニングなどの対策があります。

【対策の一部例として】
鉄筋コンクリート造より木造の方が良い。
木材でも集成材は使わず、無垢材を使用する。
気密シートで家を包む高気密住宅にはせず、呼吸する家にする。
窓を開ければ自然の風が吹き抜けるプランの提案
低ホル対策をしっかりとやっている信頼できるメーカーの材料を使用する。
出来るだけ化学物質を使用せず、天然材料を使用する工夫(炭、天然塗料、無垢材など)

このたび建築基準法が改正され、平成15年7月1日より施行されりことになりました。
建築基準法28条の2 (居室内における化学物質の発散に対する衛生上の措置)
わかりやすく言えば、すべての建築物において居室には「24時間換気設備」を設置し、且つ
内装の材料も基準に適合した材料を使用しなくてはいけなくなりました。

なんで24時間換気を義務化にしなければならないのか・・?? と首をかしげるような法律ですが、
最近の住宅事情は高気密の家にして夏は冷房、冬は暖房、建物は呼吸をせず、窓も開けず、一年中換気
をしない住宅が増えているのも事実だと思います。
窓を開ければ家の中を風が通り抜け、必要な換気がなされる家ならば無駄なお金をかけて24時間換気
などしなくて良いのですが・・。

 
まだまだ具体的な原因や対策がわからない問題ですが、これからもしっかり勉強してシックハウスなどの
このような問題は未然に防ぐ努力と対策をうっていくつもりです。




 
 
 




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